ウユニ塩湖の旅行情報
SALAR DE UYUNI
一生に一度の絶景を見るために知っておくこと
南米ボリビアはアンデス山脈の高原地帯、標高3,700mに横たわる広大な塩の大地ウユニ塩湖。
乾季には地平線までまっ平らな白い大地が広がり、雨季には塩の地表に溜まった水が鏡面の世界を作り出す、年中を通して絶景の見られ場所です。
日本から出発してボリビアのウユニ塩湖まで行くには最短でも約2日かかります。そして、ウユニ塩湖から日本までは最短でも約3日。(例:ウユニ→ラ・パス→リマ→ヒューストン→成田)
おそらく多くの人にとっては一生に一度となる大旅行ですので、行ったのに見たかった景色が見られなかった、高山病にかかって楽しめなかった、なんてことが起こらないよう、行く前に注意しなくてはいけない情報を記載します。
ウユニ塩湖の場所
LOCATION
ウユニ塩湖は南米の中央アンデス山脈、ボリビアの南西、チリとの国境にもほど近い標高約3,700mに広がる高原地帯の一角に広がる塩原です。
南北約100km、東西約250km、面積約10,582km2(これは岐阜県とほぼ同じ面積です)の広大な土地全てが塩でできています。
雨によって溶けた塩が、水が乾くと地表に均一に溜まるため、地球上で最も平らな大地とされています。塩湖全体で最も高い場所と低い場所の差が約50cmしかありません。初期に飛ばされた人工衛星は、地球との距離を測るためウユニ塩湖上空を通って正確な高度を測定したそうです。
ボリビアのラ・パスからウユニの町までは飛行機で約45分、車で約8時間、バスで10時間かかります。
ウユニの町は人口約3万人、ホテルやレストランが多数あり、中心地は観光客で賑わっています。町からウユニ塩湖の入り口までは20km離れており、車で約40分。入り口から塩湖の反対湖畔に見えるトゥヌパ火山麓までは乾季で約2時間。雨季は観光客はアクセスできません。(地元のバスが走っています)
ウユニ塩湖のベストシーズン
BEST SEASON
ウユニの季節は大きく分けて乾季と雨季の2つあります。
5月~12月の乾季には車で塩原に乗り入れることが可能となり、ジープで真っ白な大地を疾走する雄大な爽快感を楽しめます。
数千本のサボテンが根を張る塩原に浮かぶ島、インカワシ島(Inca Wasi)を訪れられるのもこの時季。
乾季には真っ白な大地を利用したユニークな錯覚写真の撮影も人気です。トリック写真は影が一番小さくなる正午に撮影するのがベストです。
更に晴天率が極めて高いため、夕日や星空の鑑賞には理想的な条件がそろっています。
月夜は別ですが、乾季にはほぼ毎晩のように地平線から地平線まで広がる天の川を満喫できます。ただし、夜間は気温がマイナスを軽く超えるので防寒着が必須です。
また、ウユニ塩湖周辺のスポットを巡るのも乾季が最適です。
ウユニ塩湖の先には美しい湖や温泉があり、雨季には道がぬかるんで行けないような景勝地を巡りながらチリとの国境まで行くことができます。
1月~5月の雨季、雨が塩湖に降り始めると地表に薄く雨水がたまり『天空の鏡』と呼ばれる広大な浅い湖面ができあがります。
雨の降り始める時期はエルニーニョやラニーニャといった気象現象に影響されます。早い年では12月半ばから水が溜まりますが、1月終わりまで雨の降らない年もあります。
雨季は雲が多く降水確率も高いため夕日や星空の鑑賞には適していませんが、時間や条件によっては鏡となった湖面に星空が広がる、ここだけの一大パノラマが楽しめます。
広大な塩湖では、遠くを雨雲が通過するのがはっきりと見えます。雨季の塩湖ツアーでは雨雲を避けながら鏡面がきれいに見える場所を探します。
水が溜まっている時期はインカワシやトゥヌパ火山といった塩湖を通過する必要のある周辺ポイントにはアクセスができなくなります。
ウユニ塩湖の周辺ポイント
LOCAL SPOT
ラグナ・ヴェルデ
Laguna Verde
目の覚めるような青い湖水
ラグナ・ヴェルデは標高4500mにあり世界で最も標高の高い場所にある湖の一つで、ウユニから南へ約400キロ離れた場所にある塩水湖です。スペイン語で『緑の湖』。チリとの国境であるポトシ県南リペス郡(Sur Lípez)に属し、エドゥアルド・アバロア国立アンデス自然保護区にあります。ボリビアの高原地帯南西部の極めて乾燥した地域にあり、年間を通し降水量は100mmにも達しません。深く青い湖水と、湖を見下ろす円錐形の火山が美しい景勝地です。温泉がある他、水辺に集うフラミンゴも見どころとなっています。面積は17平方km(およそ東京都新宿区の大きさ)。狭い土手道により二つのエリアに分割されています。湖の鮮やかな色彩は湖水に含まれているヒ素や銅などの鉱物に由来します。風により堆積物が撹拌されるとターコイズブルーや深みのあるエメラルド色に変化します。この界隈では常に冷たい風が吹き、水温は最大マイナス56度まで下がることもありますが、湖の化学的特性により水が凍ることはありません。湖の傍らにそびえる円錐形の火山が標高5868mのリカンカブール火山(Volcán Licancabur)です。山頂の火口には遺跡が残されており、インカ帝国時代、貯蔵庫として使われていたと記録されています。
エドゥアルド・アバロア国立アンデス自然保護区
Reserva nacional de fauna andina Eduardo Avaroa
火山活動域にフラミンゴ
ウユニの町から南南西へ300Kmほど、車で6時間前後の場所にあるボリビアの国立自然保護区です。標高4200mから5400m、総面積70万平方キロメートル(岡山県程度の広さ)のエリアに美しい湖や山々、温泉、火山活動域があり、フラミンゴの固有種を始め貴重なアンデスの動植物が見られます。ラグナ・ヴェルデ(Laguna Verde)、ラグナ・コロラダ(Laguna Colorada)、ラグナ・ブランカ(Laguna Blanca)の三つの湖は青、赤、白と湖水の色が異なり、各々美しい景観を呈しています。その他、火山活動域であるソル・デ・マニャーナ(Sol de Mañana)、ポルケス温泉(Termas de Polques)が観光客に人気のスポットとなっています。
ラグナ・コロラダ
Laguna Colorada
赤い湖
エドゥアルド・アバロア国立アンデス自然保護区にある標高4278mの赤い塩水湖です。ウユニ塩湖とラグナ・ヴェルデの中間にあり、面積はおよそ60平方キロメートル、十和田湖ほどの大きさです。堆積物や藻類、プランクトンのため湖水が赤く、白い砂島とのコントラストが美しい景勝となっています。プランクトンを主食とするフラミンゴが三種類三万羽集まり、『アンデスの巣』と呼ばれていますウユニからラグナ・コロラダ方面へ南下せず西へ数十キロほど進むとボリビアとチリの国境です。ここには標高5870mのオジャゲ火山(Volcán Ollague)がそびえています。フラミンゴたちが立ち寄る湖が連なっており、温泉もあります。
最近の噴火活動の記録はありませんが常に噴気孔から激しく蒸気が発生しています。
ウユニ塩湖の行き方
ACCESS
ボリビア、ラ・パスからウユニ塩湖への行き方をご紹介します
鉄道でウユニへ
ウユニまではオルーロ(Oruro)から鉄道があります。
オルーロまではラ・パスから車で移動、オルーロから鉄道を利用します。
電車はエクスプレソ・デル・スル社(Expresso del Sur)とワラ・ワラ・デル・スル社(Wara Wara del Sur)の2社が運行しています。
オルーロ→ウユニ
【エクスプレソ・デル・スル社】
急行:火曜日と金曜日運行
オルーロ 15時30分発 ウユニ 22時20分着
【ワラ・ワラ・デル・スル社】
普通:水曜日と日曜日運行
オルーロ 19時00分発 ウユニ 翌日の午前02時20分着
ウユニ→オルーロ
エクスプレソ・デル・スル社】
急行:木曜日と日曜日運行
ウユニ 0時05分発 オルーロ 07時00分着
【ワラ・ワラ・デル・スル社】
普通:火曜日と金曜日運行
ウユニ 1時45分発 オルーロ 09時10分着
※雨季(1−3月)はダイヤの乱れが生じる恐れがあります。
その他の都市からウユニへの行き方
スクレからウユニまでは約377km。スクレからウユニ塩湖までの道はアスファルトで舗装されており、バスで所要約9時間ほど。
ラ・パスからスクレまで飛行機で移動し、スクレから陸路ウユニ塩湖を目指すことができます。
バス:
所要約9時間。直行バスはなく、ポトシ経由となります。
会社名:SIND. TRANS. 6 DE OCTUBRE
出発時間:06:30 AM
電話番号:(591 – 4) 6442990
金・銀等鉱山開発で栄え、1546年町の設立当時には人口20万人を抱えていました。スペイン植民地時代には7,000トンの銀がスペインに渡り、当時スペインで使用されていた銀のほとんどがポトシで採掘されたもとだと言われています。一方、鉱山開発で犠牲になった奴隷の数は800万人とも言われ、負の遺産にも数えられています。
19世紀、銀の枯渇と独立運動に伴い町が荒廃し、その後錫の採掘で活気を取り戻しましたが、現在は錫の採掘も難しくなっています。
ウユニまでは約208km。
バス:
所要約3時間。
オンセ・デ・フリオ社(11 DE JULIO)、エル・エンペラドール社(El EMPERADOR)、ディアナ・ツアーズ社(DIANA TOURS)の三つのバス会社が毎日バスを運行しています。
会社名:11 DE JULIO
出発時間:11:30 AM,18:30 PM
電話番号:(591-4) 6228126
会社名:El EMPERADOR
出発時間:12:00 AM,18:30 PM
電話番号:(591-4) 6243338
会社名:DIANA TOURS
出発時間:18:30 PM
ウユニ塩湖へ行くツアー
OUR TOUR
ウユニをもっと楽しむ!
オプションアクティビティ
弊社現地発着のツアーには全てオプショナルツアー・アクティビティの追加ができます。
ツアーの終わりに延泊 世界遺産ティワナク遺跡へ
ラ・パスからバスで片道2時間半、世界遺産ティワナク遺跡へ。インカ文明の礎となったティワナク文明の遺跡をガイドがご案内します。
2名様以上 USD135 (1名様参加の場合 USD175)
ツアーの終わりに延泊1日 チチカカ湖へ
早朝ホテルで朝食をとった後、バスでチチカカ湖へ向かいます。
昼食をはさみながら、太陽の島とコパカバーナを巡るボリビア側のチチカカ湖、ワンデイツアー。
チチカカ湖畔の小さな町コパカバーナからボートに乗って太陽の島へ。
インカの面影が色濃く残る島の生活を見て歩きます。
夕食はホテルで。
ラ・パスのリッツ・アパートホテルに延泊します。
ラ・パス延泊料金+チチカカ日帰りUSD350USD
ツアーの始まる前に前泊1泊 ペルー・ナスカの地上絵へ
ツアー前日にリマ入りし、翌早朝、専用車でイカへ移動します。(片道約4時間半)
イカについたら、セスナに乗ってナスカの地上絵観光へ!かなり揺れますので、予め酔い止めを服用されることをおすすめします。
昼食はイカにあるペルーの地酒「ピスコ」のワイナリーで。ピスコの蒸留過程を見学したり、様々なピスコの試飲もできます。
午後、リマへ専用車で移動します(ドライバーのみ)。リマ到着後ホテルへお送りします。夕食は含まれておりません。
リマ延泊料金+ナスカ日帰り USD750
ツアーの始まる前に前泊2泊
ナスカの地上絵+ワカチーナのオアシス+バジェスタス島
上述ナスカの地上絵1日追加ツアーに加えて、砂漠のオアシス・ワカチーナのリゾートホテルに泊まる「ペルー沿岸満喫コース」
地上絵を見たあとは、ピスコを飲んで、リゾートホテルでゆっくりと。
砂漠のオアシスでリフレッシュした翌日は、ペルーのガラパゴスと呼ばれる野生動物の島バジェスタス諸島へのボートツアーと絶景パラカス海岸砂漠半島観光へ
リマ延泊+ワカチーナ一泊+ツアー $1,050USD
前泊2泊、延泊1泊で、ナスカもワカチーナもチチカカ湖も!
上述ペルー沿岸満喫コースに加えて、旅の終わりにチチカカ湖1日ツアーも合わせた「全部乗せコース」前泊2泊延泊1泊追加 $1300USD(2名様参加の場合の1名さまのお値段) 1名参加の場合はお問い合わせください。
ウユニ塩湖に延泊1日、ボリビアのラグーナへ
ツアーの途中、ウユニ塩湖で延泊して、さらなるボリビアアンデスの絶景ラグーナエリアへデイツアーウユニ延泊+ラグーナワンデイツアー お問い合わせください。
ツアーの始まる前に世界最大の滝、イグアスの滝へ
ブラジル側、アルゼンチン側の両サイドからイグアスの滝を観光します。また、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3国国境点も訪れるツアーを前泊3日で追加。南米の絶景を欲張りに周るツアー USD600~ 詳細はお問い合わせください