オリノコ・デルタの旅行情報
日本人観光客にはあまり馴染みの少ない場所ですが、ベネズエラのオリノコ・デルタは知る人ぞ知る大自然の宝庫です。
オリノコ・デルタについて
オリノコ・デルタはベネズエラに流れるオリノコ川が、大西洋に注ぎ込むエリアに形成されるデルタ地帯です。
オリノコ川をメインに、大小様々な川が入り組んで河口付近では海水と真水が混じりあい広大な汽水域となってマングローブが生い茂っています。河口から内陸に向かうと次第にマングローブの数は減少し、熱帯雨林特有の背の高い木々やヤシなどが多く生育しています。
ジャングルにはサルや色鮮やかなトゥカン、水鳥などが活発に動き回り、水辺にはカワイルカやクロコダイルなどを観察することができます。
また、陸地には現在もなお伝統的な生活を営むワラオ族の集落があり、木製のボートに乗って釣りをしている場面に遭遇します。
熱帯の独特な生態系と伝統的な文化が交じり合った興味深いエリアで、自然と人が共生する、ベネズエラでも屈指の観光地です。ボートに乗りながらジャングルに沈む夕日は、地球の息吹を感じられる瞬間です。
オリノコ・デルタの地図
オリノコ・デルタの行き方
カラカス → マトゥリン(Maturín)またはシウダ・ボリーバル(Ciudad Bolívar)へ移動
国内線を利用して、マトゥリン空港(José Tadeo Monagas Airport, MUN)またはシウダ・ボリーバル空港へ飛びます。
※2025年現在、ベネズエラ国内線は便数が少なかったり、運行が不安定なことがあるため、事前確認が必須です。
または、長距離バスで陸路移動することも可能ですが、時間がかかり治安リスクもあるためおすすめしません。
マトゥリンまたはシウダ・ボリーバル → サン・ホセ・デ・ブイダ(San José de Buja)などのデルタ入口まで
車でさらに数時間移動します(送迎を頼むのが一般的)。
オリノコ・デルタ入口近くには小さな港町(例えばTucupita、San José de Bujaなど)があり、そこからボートに乗り換えます。
フライト情報
カラカスからマトゥリンへの直行便を運航している主な航空会社は以下の通りです:
Conviasa:週に3便の直行便を運航しています。
RUTACA Airlines:週に5便の直行便を運航しています。
Estelar Latinoamérica:週に2便の直行便を運航しています。
フライト時間は約50分から1時間20分で、出発時間は午前8時から午後7時30分の間に設定されています。
カラカスからシウダーボリバルへの直行便を運航している主な航空会社は以下の通りです:
RUTACA Airlines:土曜日に1便の直行便を運航しています。
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便数が非常に限られているため、早めの予約をおすすめします。
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ベネズエラ国内の航空事情は変動しやすいため、最新の運航状況を確認してください。
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航空券の価格や運航スケジュールは予告なく変更される可能性があります。
オリノコ・デルタのツアー・アクティビティ
オリノコ・デルタ リバークルーズ
オリノコデルタをクルーズします。
細く入り組んだ川から開けた川まで、モータボートで駆け巡ります。辺りを見渡せば、数種類のサルや珍しいトゥカン、クロコダイルなどの野生動物を見ることができます。
また、時間と共に変化する空の色も必見です。
美しいデルタ地帯の自然をお楽しみください。
コミュニティビジット
オリノコ川流域の先住民ワラオ族のコミュニティを訪れます。
ワラオ族の人々は木と椰子の葉で作られた高床式の家屋に1家族づつ生活をしています。
彼らが作った民芸品はとても可愛らしく観光客に人気です。
素朴で伝統的な生活に触れて下さい。
ピラニアフィッシング
オリノコデルタには2種類のピラニアが生息しています。
現地ガイドが秘密のポイントへお連れします。
ピラニアは流れのない、穏やかな場所を好みます。
木の棒に糸と針を付けただけのシンプルな釣り竿でピラニアを釣ります。
何匹釣れるかガイドと競いましょう。
釣ったピラニアは夕食に並びます!