セントマーチン島・アンギラ島の旅行情報
Saint Martin and Anguilla
「フレンドリーアイランド」と呼ばれるセントマーチン島。
オランダとフランスで領土を分け合う多人種国家のこの島では、私たちをいつでも笑顔と音楽で迎えてくれます。
セントマーチン島から船で約30分、スペイン語で「ウナギ」を意味するアンギラ島。
この美しいリゾート地は、まさにカリブ海の楽園です。
セントマーチン島・アンギラ島の概要とベストシーズン
セントマーチン島は、オランダとフランスで領土を分け合う島です。島の中央にフランスとオランダの国境線が走っており、現地では基本的にフランス領側(フレンチ・サイド French Side)をフランス語でサン・マルタン、オランダ領側(ダッチ・サイド Dutch Side)をオランダ語でシント・マールテンと呼び分けています。面積で言うと、おおむねフランス:オランダ=4:3の比となっています。88k㎡の小国ながら、120以上もの国籍が集まる人種の坩堝で、外国籍の人々を積極的に受け入れる土俵があります。
イギリス領であるアンギラ島は、島の形がウナギに似ていることから命名されました。アンギラの海は透明度が高く、その美しさからカリブベストビーチにも選出されたことがあります。
ベストシーズンは乾季の1月から3月
海洋性熱帯気候で、一年中温暖です。5月から11月は雨季で、1月~3月頃が雨が少なく、セントマーチン島・アンギラ島のベストシーズンです。
また7月~10月はハリケーンの発生もたびたびあり、できれば避けた方がベター。この時期に訪れる際は、ハリケーン情報を確認し、暴風雨にそなえ防水衣服を準備するなどの注意を払いましょう。
セントマーチン島とアンギラ島は、カリブ海の東端から東南端にかけて分布する小アンティル諸島に位置します。
セントマーチン島の主な観光地
マホビーチ
Maho Beach
飛行機が頭上すれすれを通過する瞬間を体験できることで、「世界一危険なビーチ」としてメディアに取り上げられたマホビーチ。飛行機から放出される大量のエネルギー「ジェットブラスト」の威力には誰もが圧巻でしょう。北米からの便が集中するお昼過ぎが狙い目です。航空ファンも多く、普通のアトラクションには満足できないあなたにおすすめのスポットです。プリンセスジュリアナ国際空港のランウェイの西端に位置し、フィリップスバーグから行くならバスかタクシー利用、マリゴからはタクシー利用になります。
フィリップスブルフ
Philipsburg
島の東南部、グレート・ベイに面した港町で、オランダ領の首府。パステル色の家々が立ち並び、異国情緒豊かな町で、ショッピングやナイトライフも充実しています。海岸に一番近いフロントストリートは、免税店が立ち並ぶショッピングエリア。カリブ海産のグアバベリーをラム酒に漬けたラムリキュールの老舗「グアバベリー・エンポリウム」もここにあります。グアバベリー・コラーダを味わうならカクテルバーがお勧め。グレートベイの海に面したホーランドハウスビーチホテルのオーシャンラウンジでは、広々としたオープンテラスで生演奏を聴くことができます。
マリゴ
Marigot
島の西側、マリゴ湾(baie de Marigot)に面した港町で、フランス領の首府。
マリゴ湾沿いに立ち並ぶレストランでは、本格的なフレンチ料理を堪能できます。街の中心部では週末になるとマーケットが開催され、カリブらしいカラフルな民芸品やアクセサリーなどを見つけることができます。同時に隣で開催される食料品市場は、魚などを買いに来る地元の人々で賑わいます。またマリゴ中心のストリートには高級ブランド品店や免税店が立ち並び、フランスを思わせる上品さが漂います。海沿いの高台にある要塞フォート・サン・ルイからの眺めは素晴らしいです。
セントマーチン島
アンギラ島
セントマーチン島・アンギラ島への行き方
セントマーチン島
日本からセントマーチン島への直行便はありません。アメリカン航空をはじめとするアメリカ系の航空会社が毎日多数乗り入れしています。
日本からは1~2回の乗り換えで、同日に到着が可能です。(所要16時間~)トロント(カナダ)経由だと21時間、ニューヨーク経由だと最低16時間。ニューヨークから所要3時間45分。
【空港案内】プリンセス・ジュリアナ国際空港(オランダ側)。空港の名称は、オランダ王女ユリアナ(1948年に即位してユリアナ女王となる)に由来します。
アンギラ島
アンギラ島へは、セントマーチン島から船で入国することが多く、高速船で20分~30分程度。
セントマーチン島からチャーターフライトもあります。(所要時間約8分。)