歴史と不思議の国メキシコへ!
首都はメキシコ・シティ(Ciudad de México)、公用語はスペイン語です。
他にも65の言語が存在する文化人類学的な多様性、マヤやアステカといった古代文明から続く歴史の深さとワイルドウェスト魅力のオンリーワン”メヒコ(México)”へようこそ!
メキシコ合衆国(Estados Unidos Mexicanos)はアメリカ合衆国と同じく連邦共和制の国家です。
国名の「メキシコ」は、独立戦争の最中の1821年に決定したもので、アステカの言語ナワトル語で「メシトリの地」という意味があります。
メシトリ(メヒクトリとも表記される)とはアステカ族の守護神であり、太陽と戦いと狩猟の神であるウィツィロポチトリの別名で「神に選ばれし者」という意味があり、アステカで最も信仰されたこの【神】の名に場所を表す接尾語「コ」をつけて、この地における国家の独立と繁栄に対する願いを込めてつけられました。
地理的には北米アメリカ合衆国の南に位置し、日本の約5倍の国土を擁します。
この土地の由来は古く、紀元前2万年頃の人間が居住した形跡があるといわれています。
先古典期の終わりごろ、メキシコ中央高原のテスココ湖の南方に、円形の大ピラミッドで知られるクィクィルコ、東方にテオティワカンの巨大都市が築かれました。その後も後期マヤおよびアステカのような複数の高度な先住民文明の拠点として繁栄を極めました。
15世紀初頭から続いたアステカ帝国を、16世紀初頭にはスペイン征服者たちが滅ぼします。「新スペイン副王領」が制定され、その後独立する19世紀初頭までの約300年間はペルーと並びスペインの植民地拠点として繁栄しました。
現在、メキシコ・シティを含む全ての街には今もスペイン・コロニアル時代の影響が色濃く残ったウルトラバロックの美しい街並みが残されています。国民性は楽観的で刹那的な人が多く、その大多数がカトリック教徒です。
ビル・ゲイツを抜いてフォーブスの世界長者番付で一位になった人物もいる一方格差問題の大きな国で、現在は貧困層への教育環境の支援制度が行われています。総人口は約1億2千万人でスペイン語圏において最も人口の多い国ですが、現在減少方向にあるといわれています。
親日国で、日本との関係も古く、現在では主な自動車会社を始め200社以上の企業がメキシコに進出しています。
各主要都市への飛行機やバスのアクセスもよく、メキシコ・シティへは日本からの直通便も運航されています。
世界遺産に登録されている歴史地区や遺跡も数多く、魅力的な場所が非常に多い国です。
北アメリカ南部に位置します。北にアメリカ合衆国と、南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面していて、197万km2(日本の約5倍)を持ちます。海岸線の総延長距離は1万3868kmにも達します。海外領土は持ってはいませんが、領土に含まれる島の面積は5073平方kmにもおよびます。メキシコは高原の国で、北部は平均1000m前後、中央部では2000m前後で、標高5000mを超える火山も珍しくなく、メキシコ最高峰のピコ・デ・オリサバ山(シトラルテペトル山)の5689m(もしくは5610m)をはじめ、ポポカテペトル山 (5465m、もしくは5452m)、イスタシュワトル山 (5230m) などがあります。最も頻繁に噴火を起こすのはコリマ山 (4100m) です。
紙幣は$20, $50, $100, $200, $500, $1000。硬貨はペソが, $1, $2, $5, $10センタボが10¢, 20¢, 50¢ となります。
ホテルでの外国紙幣両替は手数料を多めに取られますが、空港と町中の両替所の換金率は空港のほうが若干お得。といっても、さほど変わらないので、どこが得なのかと神経質にならなくてもいいでしょう。
ただし、2010年6月にメキシコ大蔵省の規制変更が発表され、メキシコ国内で外国紙幣からメキシコペソへの両替が難しくなっています。外国人旅行者は両替の際に必ず、パスポートと滞在許可証(入国カードなど)を提示し、そのデータが登録され、1ヵ月に累計で1,500米ドルまでしか両替できなくなりました(特に米ドルからの換金が厳しく、ユーロや日本円に対しては規制が緩いこともあります)。
自由に両替が出来ないぶん、クレジットカードや国際キャッシュカードで現地通貨を引き出して、対応するようにしてください。
いっぽうで、アメリカ人観光客が多いメキシコ北部のアメリカ国境周辺都市および、リゾート地カンクン、ロスカボスなどでは、米ドルを問題なく使用できますが、メキシコペソでの支払いのほうが割安です。2011年以降トラベラーズ・チェックは一切換金できなくなったので、注意してください。
【レストラン】料金の10%から15%程度。おつりの小銭をテーブルに残すのが基本。
【ホテル】ポーターに荷物を運んでもらったり、ルームサービスを頼んだ場合にはN$10~20程度。
【タクシー】基本的には必要ないが、キリのよい金額に切り上げて支払うとよい。
【ツアーやアクティビティ】ツアーガイドやダイビングガイドなどにはN$20~50程度。
日本の消費税に相当する付加価値税(IVA)があり、通常は内税として16%(カンクン、ロスカボスなどのIVAは10%)が課税されています。また宿泊には、別途2~4%の宿泊税(ISH)を徴収されるケースもあります。
南バハ・カリフォルニア州、ナジャリ州、ソノラ州、シナロア州などの北部で使われている山岳標準時(MST)では、日本との時差は16時間。
ティファナなど北バハ・カリフォルニア州で使われている太平洋標準時(PST)では、日本との時差は17時間。この時差を計算に入れておかないと、飛行機、バス、船、列車を逃したりする原因になるので注意です。
また、4月の第1日曜~10月の最終日曜までは、サマータイムがメキシコ全土で実施されています。(ソノラ州を除く)。この期間のCSTのカンクンやメキシコ・シティの日本との時差は14時間遅れとなります。
アステカ族の料理やマヤ族など先住民族の料理を母体とし土着の作物トウモロコシ、インゲンマメ、多様なトウガラシ(チレ)を用いた、辛味の効いた料理で、調理法はスペインから伝わったとされるのが今に至るメキシコ料理です。沢山の料理の種類があります主食はトルティーヤです。北部では小麦粉のトルティーヤが作られることが多のですが、南部ではトウモロコシをすり潰して作る生地で作ったトルティーヤが一般的です。トルティーヤは多くの軽食のベースです。代表的なもので言えば、タコス – 肉や野菜など様々な具をトルティーヤに挟んだ料理でサルサ・ロハ、サルサ・べルデなどトウガラシベースのサルサやワカモレを付けて食べます。
本場メキシコでは軟らかいトウモロコシのトルティーヤを使った料理で、パリっと揚げたタコシェルを使ったタコスはテクス・メクス式です。地方では、虫を用いたサルサやタコスといった昆虫食もあります。
メキシコへの行き方
在メキシコ日本大使館
住所・連絡先
大使館
Paseo de la Reforma 395,Col.Cuauhtemoc, Mexico,D.F., CP 06500
代表: +52(55)5211-0028 FAX: +52(55)5207-7030
ホームページ http://www.mx.emb-japan.go.jp/taishikan-annai.htm
休館日:土曜日・日曜日および次の祝日 | |
1月1日 | 元日 |
2月5日 | 憲法発布記念日 |
3月21日 | ベニート・フアレス誕生日 |
3月中旬~4月中旬 | セマナサンタ(=イースター) |
5月1日 | メーデー |
5月5日 | ブエブラ戦勝記念日 |
9月1日 | 大統領教書発表日 |
9月16日 | 独立記念日 |
10月12日 | コロンブスの日(アメリカ大陸発見の日) |
11月1、2日 | 死者の日 |
11月20日 | 革命記念日 |
12月2日 | クリスマス |