マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡へ向かうバスが朝の5時半から運行するので、2日目も朝4時半起き。
今日は午前中にマチュピチュを見てからワイナピチュへ登る予定。
奥方と息子ちゃんはお昼に遺跡入り口で待ち合わせをすることにした。
バスは大体10分間隔で村を出発しており、麓から遺跡の入り口まで約30分で移動する。
チケットを見せ中に入る。
前日から、クスコに住む日本人女性のガイドさんが同行して遺跡の詳しい説明をしてくれていた。
ちなみにこの女性はシャーマン。
でもシャーマンでは食べられないので職業ガイドをしているそうだ。
世界は広い。
マチュピチュの説明には無数の学説があってどれが正しいと断言することは難しいそうだ。確実に分かっているのはこの遺跡が100年前に発見されたという事。
ガイドさんが説明するのは支持の多い学説であり、それでも数種類の説があるので覚えるのも大変っぽい。
「もしかしてこの石も昔は人が浮かして運んでいたかもしれませんね。」
と言っていたのが印象的だった。
マチュピチュは山の頂上に築かれた都市で、ケチュア語で「老いた峰」を意味する。
山嶺続きにはマチュピチュを見下ろすように尖った山がそびえており、「若い峰」を意味するワイナピチュ遺跡がある。
2年前にも登ったワイナピチュ。
山頂はマチュピチュよりも300m程高い2693m。
たった300mの登山道なのだが、これが非常に険しい道のりなのはすでに分かっている。
前回は途中で心臓が止まるかと思った。
できれば一生に一度の体験で納めておきたかったが、撮影しなくちゃいけないのでそうも言っていられない。
重いカメラ・レンズ一式を持ってヘロヘロと登る。
途中何度もめげそうになるが、このワイナピチュ登頂の体験は普通の登山では味わえない感動がある。
その一つがこの景色だ。
ワイナピチュ遺跡からマチュピチュ遺跡を望む絶景
靄が晴れればマチュピチュもキレイに見える。
山頂でたっぷりとカメラを回し、霧が晴れ上がってマチュピチュが現れる様子なんかを撮影した。
ワイナピチュは登りよりも下りで足が震える。
さあ、ご飯だ。
そして家族と合流だ。
ランチ後は自由時間があったので奥方と息子ちゃんとマチュピチュ見学へ。
ガイドもなしに息子と遺跡を歩きまわるだけでなんだか楽しい。
マチュピチュは、そう何度も訪れる場所では無いと思うのだけど、今回は家族で共有できたので格別な思い出ができた。
午後3時20分、麓の駅からクスコ方面へ向かう列車に乗る。
列車からバスに乗り換え、クスコに着いた頃には夜もとっぷりと更けていた。
明日はクスコからラ・パスへ。
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