3月の終わりから、6日間のウユニ塩湖新月ツアーに参加した。
視察と撮影を兼ねての旅行だ。
正確には、ツアーの前日からパナマを出立し、スタート地点のペルー、リマまで移動したところから始まる。
新月ツアーは2年前に一度参加したことがあり、毎日長距離移動する比較的ハードな旅である事が分かっているので、前日から現地入りするくらいの心と体の準備が必要だとボスを説得したのだ。
2年前に参加した時と違うのは、今回は奥さんと息子が同行するという点。
2年間でいろいろありました。
とりあえず、念には念を入れた準備をしたい。
ところが、宿泊するホテルの名前をパナマのスタッフが間違えて伝えてくれたため、初日からリマで延々とホテル探しをするはめになってしまった。
手配をしてくれたスタッフが、パナマ空港へ送迎してくれる途中に
「リマに着いたら自分でホテルまで行って下さい。ホテルの名前はホテル・ミラフローレスです」
と教えてくれたのだ。
忘れないようにiPhoneにメモをして、ボゴタ経由で家族全員無事リマ入りを果たす。
そしていざリマ空港でタクシーに乗って運転手にホテルの名前を告げたら「ミラフローレス地区にはたくさんホテルがあるが、そんな名前のホテルはない。ミラフローレスは場所の名前だぞ、トーキョーとかラスベガスとかと同じだ。ホテル・トーキョーとかあるか?無いだろう?」との答え。
トーキョーと同じじゃねえだろ、地区って言ったじゃないか。しかもホテル・トーキョーはありそうだし、ホテル・ミラフローレスもきっとあるだろ。旅行会社のスタッフが手配したホテルだぞ。無いはずはないから探してくれ。とやりとりし、タクシー仲間や道行く人に聞きながら、それらしい名前のホテルを調べながら結局その後4時間あまりかかって探しだしたホテルは「ホテル・ミラフローレス・コロン」。
「名前が違うじゃねえか」。その日楽しみにしていた韓国料理もフイになり、すべて予定を潰され、自分の確認ミスを棚に上げ、怒りにまかせてパナマのスタッフに間違いを伝えた所「略称使ってたのをそのまま教えちゃいました」とさりげない感じで言われ、軽く殺意が沸く。
これがお客様の旅行だったら今頃クレームの嵐が吹き荒れて、脂汗が止めどなく滴り続けているところなのに。
その夜、ホテルからスーパーまで歩いていたら夜中にもかかわらずスシ屋が開いていたので入ってみた。
メニューに「ウニ」が合ったので注文したら品切れで、代わりに「ホタテの刺し身」を頼んだらこれが結構美味しかった。
何年ぶりのホタテの刺し身だったかな。
ビールもうまし。
ホテルの部屋にはバスタブにジャクジーが付いていたので家族で楽しむ。パナマにはシャワーかプールかしかないからね。
気分を取り直した翌日は、家族でリマ買い物視察を敢行。
ほんの一辺しか知らないけれど、食べ物が美味しくて女の子が明るくて民芸品がステキな印象がある。新旧の建物が入り混じった住宅地や本格的に15世紀の様相の旧市街もかっこいいし、海岸線の道路は一瞬カリフォルニアみたいだと思う。そして海抜0mなのに蚊もあまりいない。機会があれば是非一度じっくりと住んでみたい。
だけど今回は1日しかないので、全部は見れない。
まずは買い物だ。
激熱すぎて歩行者のいない車社会のパナマとは、ガラッと違うおしゃれでオープンな雰囲気があふれている。
その新市街の一角にインディオ・マーケットがあり、独特な色彩とデザインの民芸品を扱う土産屋が軒を連ねている。
2年前と売っているものも売っている人もちっとも変わらない様に見えて、実はところどころお土産品に改良が加えられていて嬉しかった。
ペルーの民芸品は僕的にけっこうツボだ。
今回はちょっと多めにお買い物。
以下、インディオ・マーケットで今回買った品々をご紹介。
お昼は取引先の旅行会社の方にご招待いただき、セビーチェを頂いた。
リマは南極からの寒流、フンボルト海流が沿岸線を舐めるように流れているため、近海で穫れる魚介が美味しい。
セビーチェは濃厚なウニの味に玉ねぎのみじん切りの歯ごたえがあって、いままで食べたことのない種類の美味しさだった。
明日からいよいよ家族でマチュピチュ・ウユニツアーへ!
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