ペルー旅行情報

ペルーは、エクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア、チリとの国境を持ち、コスタ(海岸地帯)、シエラ(山岳地帯)、セルバまたはアマソニア(森林地帯)と3つの地域に分けることができます。
南米で3番目に大きな国になり、面積は128万5216km2で日本の3.4倍もありますが、人口は約3000万人程度です。その国土にはほとんど雨の降らない砂漠あり、標高6000mを越すアンデスの山々あり、未開の自然アマゾンジャングルありと魅力あふれる目的地がたくさんあります。
そして地球上の謎にせまる天空の古代都市マチュピチュや、いまだ解明されないナスカの地上絵、強大なインカ帝国の首都であったクスコの街に見られるインカ文化の名残とスペインによる征服の歴史など、不思議な魅力であなたの冒険心を満足させる旅になること間違いなしです!

地域 気候の特徴
リマ(沿岸部) 砂漠気候。夏(12~4月)は暑く湿度が高い。冬(5~11月)は曇りがちで涼しい。
クスコ・マチュピチュ(アンデス高地) 乾季(4~10月)と雨季(11~3月)に分かれる。朝晩の寒暖差が大きい。
アマゾン地域(イキトス、プエルト・マルドナード) 熱帯雨林気候で一年中暑くて湿度が高い。雨は多いが短時間のスコールが多い。
ナスカ・イカ・パラカス(南部砂漠地帯) 乾燥していて晴天が多い。通年暖かいが、朝晩は涼しいこともある。

マチュピチュ・クスコ:
→ 乾季の5月〜9月がベスト。特に6〜8月は最も晴天が多い(ただし観光客も多め)。

リマ・沿岸部:
→ 夏の12月〜4月が最適。海水浴も楽しめる。5〜11月は「ガルーア(霧)」の季節で曇りがち。

アマゾン地域:
→ 5〜10月が比較的乾燥していて旅行しやすい。ただし、スコールは避けられない。

ナスカ・イカ:
→ 一年中観光可能。特に砂漠観光は乾季の5〜11月が快適。

ペルーの通貨はヌエボ・ソルNuevoSol(複数形の場合はソーレスSoles)。略号はs/.。ソルの下にセンティモCentimoがあり、100Centimos=s/.1。ソル紙幣はs/.10、20、50、100、200があり、コインはs/.1、2、5と10、20、50Centimosがあります。
自国通貨ソルとともに、USドルも流通しており使用可能です。ソルからドルへのレート換算は、端数が切り捨てになるため不利となります。

両替は両替所か銀行、ホテルで可能です。(ドル、ユーロからソルへ)基本的には日本円から米ドル又はソルへの両替はできないとお考えください。
両替を行う両替商もごくわずかありますが、交換率が非常に悪いのため、米ドル現金を持参することをお勧めします。

チップの習慣はあります。レストランなどサ-ビス料が含まれていない場合の目安は料金の10%程度で、含まれている場合でも気持ち程度のチップを置いてゆくのが通常です。高級ホテルのル-ムチップは1人US$1.00でホテルや空港のポ-タ-US$1.00程度です。
レストランでは基本的に消費税12%とサービス料10%を含んだ料金を表示しているのでチップを渡す必要はありません。サービス料が含まれていない場合には10%程度を目安にお渡しください。
ホテルのポーターに荷物を運んでもらった場合には1ドル程お支払いください。タクシー運転手には基本的にチップは要りません。特別に何かしてもらった場合にのみ小額のチップを渡します。

日本との時差は-14時間です。サマータイムは実施してません。
日本の正午はペルーでの前日の22時にあたります。
電圧は日本と異なる220ボルト、60ヘルツです。プラグは平2つ穴のAタイプ、丸2つ穴のCタイプが主流です。3つ穴SEタイプも使用されており、日本の電化製品を使う時はコンバータとアダプタが必要です。
水道水はうがいをする程度には問題ありませんが、飲用には適しません。ミネラルウォーターをご購入ください。炭酸入り(Con Gas)と炭酸なし(Sin Gas)がありますので、気をつけてください。
アンデスの村々からアマゾンのジャングル地帯、マチュピチュやナスカの地上絵に代表されるプレ・インカやインカ文化の偉大な遺産。地域によって様々な顔を見せるペルーは、食文化もバラエティに富んでいます。
ペルー沿岸では南極からのフンボルト海流によって、多種類の新鮮な魚介類が採れます。更にアンデスで栽培されるジャガイモ、カボチャ、大粒のトウモロコシなどは原産国ならではの美味しさ。ペルーの名物料理といえばなんといっても「セビッチェcebiche」。新鮮な魚介類とレモン汁、クラントロ(香菜)、タマネギ、野菜、香辛料などを混ぜ合わせたもので、さっぱりした味は日本人の味覚にぴったりです。また牛の心臓を串に刺して焼いた「アンティクーチョ」、細切り牛肉とフライドポテトやトマトを炒めた「ロモ・サルタード」もペルーの代表的料理です。
ペルーの国際番号は、511です。
リマやクスコなどの主要都市では4Gが広く普及しており一部の中心部では5Gも開始(まだ限定的)しています。
SIMカードはリマ空港や街中のショッピングモールで簡単に入手可能です。
主なキャリアは以下の通り
Claro : エリアが広く、安定性も高い。旅行者に人気。
Movistar : 都市部では高速。山間部は少し弱い。
Entel : 安価でプランが豊富。都市部中心の利用におすすめ。

現地SIMカードを使えば安くデータ通信が可能ですがマチュピチュなどのアンデスやアマゾン地方では3Gネットワークが主流となる場合が多くインターネット接続の安定性や速度が都市部に比べて極めて低いことが一般的です。
マチュピチュなど電波が不安定なエリアではGoogle Mapや予約情報(EチケットやQRチケット)を事前にオフライン保存しておくことを推奨します。

文化遺産

  • クスコ市街 – (1983年)
  • チャビンの考古遺跡 – (1985年)
  • チャン・チャン遺跡地帯 – (1985年)
  • リマ歴史地区 – (1988年,1991年)
  • ナスカとフマナ平原の地上絵 – (1994年)
  • アレキパ市の歴史地区 – (2000年)
  • 神聖都市カラル=スーペ – (2009年)

自然遺産

  • ワスカラン国立公園 – (1985年)
  • マヌー国立公園 – (1987年)

複合遺産

  • マチュ・ピチュの歴史保護区 – (1983年)
  • リオ・アビセオ国立公園 – (1990年)

インカ帝国発祥の地、チチカカ湖から、インカの首都クスコ、そしてマチュピチュ、さらにはナスカ人の残した謎の地上絵、スペイン統治時代の面影が色濃く残るリマなどなど、ペルーには謎に満ちた魅力的な場所が沢山あります。

観光地をそれぞれ別ページで詳しく説明しています。下のリンクからどうぞ

ペルーの行き方

空港コードはLIMです。
HP:LIM空港ホームページ
電話: +511 511竏鈀6055
ホルヘ・チャベス国際空港は、ペルーの首都リマにあるペルー最大の空港(軍民共用空港)で、リマ市街中心部の歴史地区から西北西へ約10km、リマのすぐ近くにある港湾都市カヤオ(Callao)中心部から北東へ約6km、ミラフローレス(Miraflores)から北西へ約14kmの場所に位置しています。空港名は、1910年9月6日に飛行機での高度記録(2652m)を出したホルヘ・チャベス(Jorge Chavez Dartnell、飛行機でのアルプス超えに挑戦し墜落死)に因んだ名称です。
ホルヘ・チャベス国際空港から市内へ行くタクシーは、リムジンタクシー、タクシーグリーン・無認可のタクシーの3種類があり、安心して市内まで移動したい場合は、料金は高くなりますがリムジンタクシーの利用がおすすめです。タクシーグリーンは、空港が認めている公認のタクシーで、グリーンの制服を着た係員が案内しています。無認可のタクシーは、料金が交渉制で、荷物の盗難などのトラブルも多いのでなるべく利用しないほうがいいでしょう。料金は目的地によって異なり、旧市街まで移動した場合、リムジンタクシーはUS$40前後、タクシーグリーンはS/.45前後程度になります。
空港内の専用カウンターで手続きをすれば、シャトルバスで市内まで移動することができます。10~20分ごとに2~3人集まると出発します。
ペルーでの滞在期間が183日を超えない観光目的の場合には、査証(VISA)を取得することなくペルーへ入国できます(滞在期間の延長不可)。ただし、滞在許可日数は入国管理官の判断によりますので、必ずしも183日とは限りません。パスポート残存有効期間は、日本帰国時まであれば基本的に問題ない。しかし、北米を経由する航空便でペルーに入国する場合は、6ヵ月以上の残存有効日数が求められるので、ペルーでの滞在日数プラス6ヵ月以上の残存有効期間が必要です。
【アメリカ経由で中南米へ渡航する際はESTAが必要となります。】
◆ESTA(エスタ)
ビザなしで渡米する場合、2009年より電子渡航認証システム(ESTA=エスタ)が導入され、事前に渡航認証を取得しなければなりません。申請は渡航の 72時間前までに、ESTA専用のウェブサイト( https://esta.cbp.dhs.gov/ )から行なってください。日本語の手続きの案内に従い、申請者情報、パスポート情報、渡航情報、米国滞在中の住所(滞在先のホテル)などの必要事項をロー マ字で入力す る。料金は有料で$14。アメリカン・エキスプレス、マスター、ビザなどのクレジットカード、またはデビッドカードで決済できます。
生の魚貝類を食べる機会も多いので、A型肝炎ワクチンは特に勧められます。またB型肝炎、破傷風ワクチンも推奨されます。日本から直接ペルーに入国する場合、黄熱病ワクチンの接種は義務付けられていませんが、ペルーから周辺国(ボリビア、ブラジル等)へ入国するに当たっては、黄熱病ワクチンの予防接種済証明書(イエローカード)の提示が必要です。また、イキトスなどのアマゾン地域へ行く場合も黄熱病ワクチンの接種が推奨されます。

ペルーへ行くツアー