Yearly Archives: 2018

3月 2018

キューバでウェディングフォト

2018-07-17T07:48:59+09:00

早いものでもう3月ですね。3月といえば、挙式や入籍のおめでたい時期。人とはちょっと違うウェディング写真や新婚旅行もしたい!というカップルに人気急上昇中なのが、キューバでの「ウェディングフォト撮影」。今回は、この未知の国キューバでのフォトセッションの概要をご紹介します! まずは、フォトグラファー選びから。お問い合わせをいただいた際に、カメラマンの詳細や作品の紹介リンクをお送りします。現地キューバ人やオンリーワンの専属、契約フォトグラファーなどお客様のご予算、使用言語、お好みなどに合わせお好きなプロのフォトグラファーをお選びください。 メイクやヘアセットは、基本ご自身でお願いしていますが手配も可能です。ただ、ラテンの国ですのでイメージより派手な仕上がりになる可能性があります笑 物が不足しているキューバなのでドレスや小物などは、ご自身でお持ちくださいね。 旧市街地の中を歩きまわるので歩きやすいスニーカーもお忘れなく。過去のカップルの間では、白のコンバースのスニーカーがダントツで人気です! お申込み後にアンケートにご記入いただき、撮影のイメージやお2人のことについて教えてください。カメラマンと情報を共有し、後は撮影日を待つばかり! ここからは、昨年12月にオンリーワン初の「国際結婚カップル」のフォトセッションでアシスタントを担当した時の流れをご紹介しますね。(その時により内容は変わりますが、ご参考にどうぞ) 午前10時。メキシコ人カメラマンのGerardoと日本語アシスタントで、カップルがご宿泊中のセントロハバナのカサにお迎えに。今回のカップルは、可愛らしい花嫁のSさんとカナダ人の旦那様Mさん。自己紹介を済ませ、撮りたいシチュエーションなどについて打ち合わせ。少し打ち解けたところで、車に乗り旧市街地に向かいます。   着いたらさっそく撮影かと思いきや、まずはカメラマンより簡単なレクチャー。「撮られてると思わないで!一番大事なのは自然体。」軽くポージングの練習。初めてのモデルは緊張しますよね。最初は誰でもそうです。時間が経つにつれ、力も抜けてきて良い表情の写真が撮れます。   ここからは、気ままに旧市街地を歩きながらカメラマンやお客様の気になる場所で撮影。どこで撮っても、とにかく絵になります!キューバの日常の風景や、キューバ人との撮影も面白いですね。旧市街地を一通り歩き、お腹も空いてきたのでお昼休憩。ハバナは日差しが強いので、水分補給を忘れずに。   昼食の後は、旦那様のリクエストで高い所からの撮影ということで車でモロ要塞へ。モロ要塞からは対岸の世界遺産「オールド・ハバナ」をバックに撮影。なんて贅沢な眺め!!     この後は、クラシックカーに乗り込み「革命広場」や神秘的な「ハバナの森」で撮影。撮影にも慣れてきて、カップルの表情もリラックスしてきました。 カメラマンのGerardoもノってきて、ベストポジションを探して走ったり、寝転んだりとプロの仕事です。 本日最後の締めくくりは、海岸沿いのマレコンで美しい夕日を眺めながら…。最後は、皆さんヘトヘトですが、その分写真の仕上がりが楽しみですね!この後は、宿泊先のカサにお見送りしてお別れです。お疲れ様でした!末永くお幸せに♡ 写真の納品は、クラウド納品となり納期は約2週間程度です。もっと写真が見たい方、詳細が知りたい方はお気軽にお問い合わせください!送迎、宿泊先やツアーの手配も合わせて可能です。 また、マタニティーフォトも受付ています! ***************************************** お問い合わせは、こちらから。 キューバウェディングフォト [email protected] [email protected] *****************************************

キューバでウェディングフォト2018-07-17T07:48:59+09:00

2月 2018

青年の島へ、イスラ・デ・ラ・フベントゥ

2018-09-13T02:27:18+09:00

島に魅かれる。 日本もキューバも島国だけど、離れ小島となるとさらに魅力は増す。 キューバ本島についで第2の島、Isla de la Juventud(イスラ・デ・ラ・フベントゥ=青年の島) その名前にあるように少し前までは多くの留学生がここで医学を学び、またキューバ人の若者たちも農業体験などの活動をこの島で行っていた。 またかつてはIsla de Pinos(イスラ・デ・ピノス=松の島)と呼ばれていたように島内には松の木が多く育つ。キューバ革命時にはフィデル・カストロらが一時収容されていた刑務所があり、また日系人が多く暮らす島。行かなきゃ。 ハバナ空港から飛行機で35分、あっという間にIsla de la Juventudへ到着。空港を出ると待ち構える数人のタクシードライバーたち。乗客に外国人はほとんどいなかったので、声かけがこちらに集中する。事前にコンタクトを取っていたドライバーの車でNueva Gerona(ヌエバ・ヘロナ)へ。 久しぶりの見知らぬ土地へ初めて侵入するドキドキ感。やっぱよいわ。   Nueva Gerona(ヌエバ・ヘロナ) 街の中心はBoulevard(ブレバル)と呼ばれる遊歩道。かつて「キューバで一番ステキなBoulevard」という記事を読んだことがあるが、見てすぐに納得する。島では大理石が多く採掘されるというだけあってベンチも敷石もモニュメントも大理石でできており、ほどよく配置された緑との調和もいい。そして何よりゴミが落ちていない。すばらしい。 Presidio Modelo(プレシディオ・モデロ) 島一番の観光スポットは刑務所。1967年に閉鎖され、現在は記念館として公開されている。1953年サンティアゴ・デ・クーバのモンカダ兵舎を襲撃し蜂起した罪で、20か月間フィデルはこの刑務所に囚われていた。入り口前面に延びるまっすぐな道、正面の建物階段。写真で見た拳を振り上げ仲間とともにその階段を降りる、釈放時のフィデル・カストロの姿を思い出す。また第2次世界大戦時、当時アメリカ合衆国よりの政権だったキューバは日本に宣戦布告、キューバで暮らしていた日本人はここに強制収容された。 建物群はパノプティコン型と呼ばれ、円形収容施設が4棟とその中心に同じく円形の食堂が並ぶ。このほか周辺にいくつかの建物があり、その一つかつてフィデルたちが囚われていた建物が資料館となっている。刑務所の歴史を示す資料、実際にフィデルたちが使っていたベッド、そして収容されていた日系人たちの所持品や写真。100年に満たない近い歴史、重すぎる。このほか円形収容施設1棟と食堂も公開されており見学することができる。すでに閉鎖されているし、自分が収容されたわけではないけれど、生まれて初めての刑務所体験。妙な高揚。   Playa Paraíso(プラジャ・パライソ) 天国のビーチ。この手のネーミングはどこにでもあるけれど天国には程遠かったりする。島のこのビーチ、規模は小さいけれど真っ白な砂浜、ココナッツが実るヤシの木、沖に小さな島と背後に小高い丘。何よりこの空間をしばし独占できるのがいい。やっぱ天国かも。             島の食事 特に島名物の料理にありつくことはなかったけれど、島だけに魚介類は新鮮で美味しい。そして何より安い。ハバナではシーフードの方が肉より高価だけれど、ここでは同じような値段でたっぷり楽しめる。   日系人社会 キューバへの日本人の移住が始まったのは1898年、今年でちょうど120年。現在日系人の数はキューバ全土で1300人ほど。他の各都市にも日系の方は住んでいるが、その多くはIslaに暮らす。決して肥沃とはいえない土地でスイカなどの農作物を作り生計を立ててきた。彼らが暮らすコミュニティ訪問、今回はかなわなかった。次回はきっと。 Isla de la Juventudは島だ。空気が島だった。なんだろう、島特有の空気。かつてどこかで・・・沖縄の離島もこんな感じだった。海の見えない内陸部分にいても、島にいることを感じる。 キューバという島にいながら、さらに島を感じに。オススメ。 *島の中心、ハバナからの飛行機、船の発着するNueva Geronaには観光客が利用できるカサも多くあり、こちらに滞在して島内散策の拠点とする事ができる。他のキューバの都市と同じく観光業に力を入れたいところだが、まだ十分な受け入れ態勢ができていないといえるかもしれない。しかし最近ではクルーズ船も入港するようになり、手付かずの豊かな自然を目玉に今後観光客も増えると思われる。

青年の島へ、イスラ・デ・ラ・フベントゥ2018-09-13T02:27:18+09:00

1月 2018

えみのキューバ一人旅 エピソード13

2018-07-17T07:49:21+09:00

 皆さん、オンリーワントラベルの吉田です。とうとう「えみのキューバひとり旅」も最終号となってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございます! 今までのエピソードは、実際に自身がキューバでの生活、ツアーに同行した経験を元に執筆しています。 「キューバには行ってみたいけど言葉が不安。」「インターネットが思うように使えない。」「どんなカサに泊まったら良いか分からない。」など、普通の海外旅行先と比べ情報が少ないキューバについて、こういったお問い合わせをよくいただくことがあります。キューバは社会主義国で、あらゆる場面で国が管理していることが多く、予定通りに物事が進まないこともしばし ば。  でも、ご安心ください!そんな時の為に私達キューバ駐在スタッフが現地でサポートいたします。 私達キューバ駐在スタッフが現地でサポートいたします。  今回えみが体験した「日本語混載ツアー」ですが、今まで多くの方に参加いただきご好評をいただいております。参加されるお客様は年代も性別も様々で、皆さんに共通することと言えば「旅が好き!」ということでしょうか。グループは2人から8人程度の少人数なのでプライベート感があり、参加者同士の距離が近く、あっという間に仲良くなれます。みんなで食事を注文しシェアして食べたり、今まで行った海外旅行の話で盛り上がったり...。イメージは「大人の修学旅行」です。 「ありきたりの団体ツアーじゃかっこ悪い。自由な時間も欲しい!」という旅行を理想としている方にぴったりな内容です。もしかしたら次回から一緒に旅行がしたくなる「旅友」が見つかるかもしれません。  宿泊先のカサは、実際に日本人スタッフが見学し日本人目線で選んだものなので安心です。清潔さ、ロケーション、家族の様子など細かなところまでチェックしています。また現地に住むガイドだからこそ知っているキューバの情報や、お勧めのレストランなど、惜しむことなくご紹介いたします。 宿泊先のカサは、事前に日本人スタッフが見学して選びます。  この「日本語混載ツアー」。只今絶賛募集中です!パッケージツアー以外にも、弊社はお客様のご予算、ご希望に合わせた旅行をカスタマイズさせていただきます。迷っている方も、まずはお気軽にお問い合わせください!  変わりつつあるキューバをこの目に収めるのは、今がチャンスです。キューバでお待ちしております。

えみのキューバ一人旅 エピソード132018-07-17T07:49:21+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード12

2018-07-17T07:49:15+09:00

 キューバから日本に帰国して、今日で1週間が経った。毎日写真を見返しては、想い出に浸っている。  カラフルなクラシックカー、陽気なサルサの音楽、馬のヒヅメが石畳にあたる音、全てが今でも鮮明に思い出される。  そして何と言ってもキューバ人のあの笑顔。今回の旅で私を一番虜にしたのは、この国に住む人々だ。壊れた車を修理する人、軒先でぼーっと涼んでいる老人、道路に座りこんでビー玉転がしに夢中な子供たち。キューバ人の生活は、決して裕福とは言えない。街歩きをしていると、たまに家の中が見えたことがあったが、びっくりすることも少なくなかった。彼らの生活はとっても質素なのだ。スーパーに物は少なく、配給所である程度はカバーされるが、現実には物が不足している。  最初は「可哀想だな」と胸を痛めた。でも、これは私の勘違いであった。だって、キューバで眉間にシワをよせた人、暗い表情で下を向く人を私は旅行中一度も見なかった。  道行く人々の表情は、穏やかでとってもリラックスしていた。東京の満員電車に揺られて通勤するサラリーマンのほうがよっぽど暗い表情だ。 今回の旅で私を一番虜にしたのは、この国に住む人々だ。 「そうだ!生活は豊かではないが、これがキューバでは当たり前なのだ。そして皆たくましく、プライドを持って生きている。何よりも心が豊かなんだ!!」  物に溢れた私の世界。一見豊かにみえるが、忘れていることが沢山ある。物が古くなれば捨て、また新しい物を買う。きれいに加工されて並べられたスーパーのお肉。当たり前にどこでも手に入るトイレットペーパー。  キューバ人は物を大切に使う。破れた服は直してまた着るし、スーパーの袋は洗って再利用。手先が器用で、大抵のものは自分で直してしまう。物がなければないで、工夫を凝らし何かを創り上げたり、「キューバだからしょうがない」と、ガハハと笑ってあっさりあきらめるのだ。 マレコン海岸沿いでくつろぐ人々  そしてみんなが助け合って生きている。マレコン沿いで小さなラム酒パックを回し飲みする若者、小さな女の子が赤ちゃんのお守りをする姿、バスから降りる老人に手を差し伸べる学生。こんな光景を何度目にしたことだろう。キューバ人は、人と人との距離が非常に近いのだ。

えみのキューバ一人旅 エピソード122018-07-17T07:49:15+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード11

2018-07-17T07:49:27+09:00

 キューバに来てから、今日で1週間が経った。昼間までバラデロでのんびり過ごし、その後ハバナへ。もちろん朝は、念願の海で泳いで大満足。もう思い残すことはないかも!  今日は、ハバナで最後の日。スニーカーに履き替え、街中を歩きまわることにした。 ハバナ・ビエハと呼ばれる旧市街地。  まずは、お土産屋さん巡り。 「お父さんに頼まれた葉巻買わなく ちゃ!」 ガイドのともよさんに教えてもらった通り、メルカデレス通りの葉巻専門店で、かの有名なブランド「コイーバ 」の葉巻をシガーカッターと一緒に購入。更にラムボトル「サンティアゴ・デ・クーバ」の7年物を父親と友人用に購入した。  その後は、港沿いの民芸品市場「サンホセ」へ。市場には、ペイント画、木彫りの置物、アクセサリー、Tシャツなど様々な お土産が並んでいる。お店が会場に所狭しと並び、見ているだけでも楽しめる。ともよさんお勧めのオーガニックの石鹸屋さんにも足を運んだ。ワイン、はちみつ、コーヒー、オートミールなどが入ったオリジナルの石鹸が販売されていて、どれも良い香り!女性がいかにも好みそうなお店だ。 お土産が並ぶ民芸品市場「サンホセ」  お買い物の後は小腹が空いたので、トリップアドバイザーにも載っている人気のアイスクリーム店「Helad’oro」へ!日本では珍しいトロピカルなフルーツやアボガド、モヒートなど変わったフレーバーが並び、どれにしようか迷ってしまう。もしチャンスがあれば、もう一度寄りたいくらい美味しいアイスクリームだった。  最後の夜なので夕食は悩んだが、ずっと目をつけていた「304 O'Reilly」 へ。おしゃれなお店で、カクテル等も凝っている。少しキューバ料理に飽きていたところだったので、タコスをチョイス。カニのタコスは、初めて食べたけどビールにもぴったりでお勧め。メニューには、ツナのタタキや魚介のパスタなど普通のキューバ料理以外の物も食べられる。小皿料理が多く、お酒を楽しみにいくのも良いかも。この旅行中に行ったカテドラル近くの「Rum Rum」や、プラザ広場の「La Vitrola」も、ハバナでお気に入りのレストランとなった。 プラザ広場の「La Vitrola」  食事を終え店員さんにお勧めのバーを聞くと、お店の目の前の「El del Frente」を勧めてくれた。「304 O'Reilly」と姉妹店で、ここにはルーフトップバーがあるそう。お店はモダンな雰囲気で、音楽のチョイスも良い。 バーで楽しむもよし、夜の旧市街地を歩くだけでも面白い。  バー以外にもハバナでの夜の楽しみ方を見つけた。昼間と変わった表情を見せるので、旧市街地を歩くだけでも面白い。ライトアップされた壮大なコロニアルの建物が浮かびあがり、何とも雰囲気がある。50年前にタイムスリップしたような気持ちになりながら、カサまでの道をゆっくり歩いて帰った。

えみのキューバ一人旅 エピソード112018-07-17T07:49:27+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード10

2018-07-17T07:49:35+09:00

 今回バラデロで泊まる「ロイヤルトン・イカコス」というホテルは、お部屋が全てスイート・ルーム、更に子供の宿泊はできず、アダルトオンリーという贅沢なホテルだ。通常の旅行プランに含まれているホテルを更にアップグレードして奮発してみた。  ホテルに到着し、チェックインをしているとウェルカムドリンクがサービスされ、その後、コンシェルジュが施設の説明をしながら部屋に案内してくれた。部屋は広くバスタブもついている!オールインクルーシブなので、飲み物や食事は無料だし、今日は旅の疲れをゆっくり癒せそう。やっぱりホテルに泊まるとなんだかホッとする。  シャワーを浴びてのんびりしたいところだけど、夕日を見逃したくないので、少し休憩をしてから、早速ビーチへと向かった。 透明度の高いバラデロのビーチ  白い砂浜、青と緑の海。旅行前に写真で見たままのビーチが目の前に広がった。海を見ると嬉しくなって、履いていたサンダルを脱ぎ、裸足になって水際まで走って向かった。 「わ~、きれい!」透明度の高い水の美しさに、自然と声が出た。水につけた足がくっきりと水面から見える。思ったより水はまだ温かく、夕方でも泳いでいる人やお酒を飲みながらのんびりとくつろいでいる人が多くいた。  砂浜に座り、波の音を聞きながらぼーっとしていると、太陽が少しずつ沈みはじめ、大きな雲のシルエットがますます引き立った。  夕日を眺めながら、今までの旅行の出来事が頭を巡った。 「今回はキューバを選んで大正解だったなぁ。これからは、一人旅にはまりそう...。」 美しい夕焼け  美しい夕日を楽しんだ後は、お腹が空いてきたのでレストランへ向かった。予約制のレストランは今回予約が間に合わなかったので、ビッフェをチョイス。レストランへ入ると、キューバにいることを忘れてしまいそうなほどきらびやかで、今までの旅行ではほとんど目にすることがなかったシーフードのマリネ、スモークサーモン、ハムの盛り合わせ、ワッフルなど食事が充実 していて、何から食べようか迷ってしまった。  食事の後は、せっかくなのでホテル内にある施設を見学しようと思い、ジャズカフェを覗いたり、ショーを楽しんだ。ホテル内には24時間営業のバーがあるので、最後はここで軽く飲み他の宿泊客やバーの従業員と交流を楽しんだ。ほろ酔いのカナダ人が、バーテンダーに葉巻の吸い方を習ったりカップルで踊ったり、みんな楽しそう!こういう光景は、ハバナでも度々目にし た。キューバは、みんなを笑顔にする国だ。 キューバは、みんなを笑顔にする国だ。  あと、もう一杯なんて思ったが、明日は朝からビーチに行く予定なので早めに部屋に戻り、1日しかないホテルの滞在を余すことなく満喫した。

えみのキューバ一人旅 エピソード102018-07-17T07:49:35+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード9

2018-07-17T07:49:41+09:00

 早いもので、キューバに来てから6日目。いよいよこの旅行も終盤に差しかかってきた。  ちょっと寂しい気もするけど、だいぶ観光もしたし、今日の夜はキューバのリゾート地「バラデロ」でのんびりすることを考えると、気分はすっかり海モード!  その前に今日は「真珠の町」と呼ばれているシエンフエゴスに立ち寄る。トリニダーからは車で2時間程度。車窓から町の景色を見ていると、今まで見てきた建物とは少し異なる気がする。建物がシックな印象で、どことなくヨーロッパ的な雰囲気。それもそのはず、シエンフエゴスはフランス人が建てた都市だそう。 シエンフエゴスにあるパラシオ・デ・バジェ(バジェ邸)  まずは、大富豪が結婚祝いに娘にプレゼントした邸宅「バジェ邸」へ。お屋敷というか、むしろお城と言う表現がふさわしい。中は天井が高くイタリア、アラブ、フランス様式などが混ざったデザインで、豪華に大理石などが使われている。らせん階段を登って屋上にあがると目の前に湾が広がった。白い建物と青い空とのコントラストが美しい。サービスで付いてきたモヒートを昼間から飲みながら、なんとなく優雅な気持ちになって「一日ここに住んでみたいな~。」と夢のようなことを呟くと、ガイドのともよさんが微笑んだ。 バジェ邸の屋上から海が見渡せる。 この後は、町の中心「ホセ・マルティ広場」へ。広場の周辺には美しい建物が並び、その中の一つ「トーマス・テリー劇場」を見学した。天井の絵を見ると相当昔の建物だと分かる。1890年に建てられたので、人間に例えると 127歳!クラシックカーもそうだが、キューバでは年代物がまだまだ現役だ。 町の中心「ホセ・マルティ広場」  劇場を後にし、今度は町の繁華街を歩いた。平日だというのに、人の多いこと。 「キューバ人の生活を垣間見てみましょう!」とガイドのともよさんがキューバ人が利用するスーパーや電化製品のお店に連れて行ってくれた。  棚に無造作に並べられた石鹸、歯磨き粉、なんとなく時代遅れの小物など、失礼だけど日本の100均の方がよっぽど充実している。ガスレンジが7万円程度で売っていたが、公務員のお給料が1ヶ月3000~4000円のキューバでは、到底買うのが難しい。少し複雑な気持ちになったが、せっかく旅行に来ているのだから知ることが出来て良かったと思った。  観光を済ませるとちょうどお昼時になったので、ドライバーお勧めのレストランへ。シーフードが有名なレストランでランゴスタ(ロブスター)、お魚のグリルなどを皆でシェアして味わった。  昼食後は、いよいよバラデロへ。3時間ほどかかり、バラデロに到着した頃は夕方だった。 バラデロのビーチ

えみのキューバ一人旅 エピソード92018-07-17T07:49:41+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード8

2018-07-17T07:49:57+09:00

 トリニダー2日目の夜は、現地ガイドのともよさんに誘われて、彼女の滞在するカサで、ユミさんも一緒に夕食をとることになった。ともよさんは十数年前に初めてキューバを訪れた時に知り合った旦那さん、7歳になる息子さんとともに、2年前からハバナで暮らしている。そんな彼女と一緒に食事、キューバについてもっと知るチャンス!  夕食はカサのオーナーによる一般的なキューバの家庭料理、フリホーレス(豆のスープ)、ポークソテー、付け合わせにバナナチップスと茹でた芋。すでにいろいろキューバ料理は試したけれど、果たして本当にキューバ人はこんなものを食べているのだろうか? キューバでは豚肉料理がご馳走。 「そうですね、一般的なキューバ人の食事はこんな感じです。基本的にワンプレートで食べるので山盛りのごはんの上にスープをかけ、メインのおかず、付け合わせ、ほんの気持ちだけのサラダをのせます。島国ですが、魚介類はあまり食べません。魚は食べるのが面倒臭いんですよ(笑)。一番のご馳走は豚肉。あと揚げ物が大好きで何かしらのフライが出ます。お砂糖と油物が大好き、キューバ人の体格が良い理由がわかるでしょ!」 なるほど、納得。  それから一番聞きたかったこと。ラテンの男性、キューバ人の旦那様、さぞ優しいのでは? 「ははは!よく言われますね。確かに日本人の男性と比べて優しいと言えるかもしれません。とはいえ、そもそも文化的に男性の女性に対する扱い方が違いますからね。でもキューバ人は男女問わず優しいですよ。特に子供やお年寄り、弱者に対して親切です。当たり前のことかもしれませんが、困っている人を見たら放っておけない。たとえ自分で解決できなくても何とかしてあげたいという気持ちが先に出るんでしょうね、とにかくおせっかいなほどに手を貸してきます。日本では忘れがちな『困った時はお互い様』の精神が生きていて、これは生活していてすごくいいなと思うことの一つです。」 「キューバ人は男女問わず優しいですよ。」  それから、ここでの娯楽って何? 「キューバ人にとって何よりの娯楽はおしゃべり。お休みの日の一番の過ごし方は友達や親戚の家訪問。1日中音楽をかけながら大好きな人たちとおしゃべりしたり、ドミノしたり。ハバナなら夕涼みがてらマレコンへ行って友達とビール片手に過ごすのもよし。こうやって 幸せ~って感じられたら、もう立派にキューバでやっていけますよ!」 マレコン海岸沿いでくつろぐ人々  あー何だか日本じゃやりたくてもできないこと、キューバだったら、キューバ人と一緒だったらできる気がしてきた。残りのツアー思いっきりキューバを楽しんじゃおう!  美味しい食事と一緒に飲んでいるビールがちょっとまわっていい気持ち・・・。

えみのキューバ一人旅 エピソード82018-07-17T07:49:57+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード7

2018-07-17T07:49:49+09:00

 それにしても、昨日の夜は良く飲んだ!!トリニダーのカサに到着後、シャワーを浴びてリフレッシュ。遅めの夕食をユミさんと済ませ、夜遊びに挑んだ。  広場の教会の横にある大階段が、夜は屋外ライブ場「カサ・デラ・ムシカ」となり、観光客や地元のキューバ人が集まり賑わっている。入場料を払い、他の人達に混ざり階段に座ってライブショーを見学した。ステージに近い前の方に座っていると、キューバ人らしき男性が手を差し伸べてきた。「一緒に踊ろうよ!」と言っているようだ。普段だったら恥ずかしくて断ったと思うが、飲んだキューバリブレと周りの雰囲気が後押しして、誘われるがままに一緒に踊った。もちろん、ステップなんて分からない。でも、男性がリードしてくれ優しく教えてくれた。陽気な音楽に合わせ、誰もが笑顔で踊る空間は、今まで経験したことのない心地よいものだった。キューバにいる間に一度サルサを踊ってみたかったので、 夢が叶った!  カサ・デラ・ムシカで踊りをめいっぱい楽しんだ後は、そこで仲良くなったスペイン人グループと一緒に洞窟のクラブ「アヤラ」にも顔を出し、バケーションらしい一夜を過ごした。 屋外ライブ場「カサ・デラ・ムシカ」  少し二日酔いのまま、今日のツアーがスタート。車で30分程移動し、サトウキビ農場と製糖工場の跡地「マナカイスナガ」と「サンイシドロ」を見学。マナカイスナガでは、実際にサトウキビを絞る機械「トラピチェ」を使い、サトウキビ絞りを体験した。思った以上に力がいる作業で、当時の黒人奴隷はこの作業を炎天下の中でやっていたというから、非常に過酷な労働だったはずだ。  跡地を見学した後は、世界遺産である「ロスインへニオス渓谷」を望める展望台へ。当時はここにさとうきび畑が広がっていたのだろうと想いを馳せた。 世界遺産である「ロスインへニオス渓谷」を望める展望台  この後は、町に戻りランチタイム。今日は、フライドチキンをオーダーした。 キューバのレストランでは一般的に、付け合せにサラダや豆ごはん、マリキータ(緑バナナのチップス)がついてくる。ボリュームが凄く、少食の人は完食できないだろう。昼食中は、昨日の夜の出来事やラテン男性の話で盛り上がり、男性の平井さんは私達女子の会話に圧倒されていた。  昼食の後は、マヨール広場を中心に観光。その後は解散となり、路上のお土産市で買い物を楽しみ、町を散策した。トリニダーは石畳が多く、馬車が多く走る。田舎なので、ハバナよりものんびりした雰囲気が私にはぴったりあった。 トリニダーは石畳が多く、馬車が多く走る。 路上のお土産市

えみのキューバ一人旅 エピソード72018-07-17T07:49:49+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード6

2018-07-17T07:50:04+09:00

 ツアー4日目。今日からハバナを離れ、サンタクララを経由して、トリニダーに向かう。  初日からツアーに参加していたアメリカ在住の内藤夫妻は、3泊4日の旅行だったので昨日でお別れだった。「飛行機も安いし、近いからまた来るわ」と帰るのが名残惜しそうだった。今日からはガイドさんと運転手を含め、7人での旅となる。  ハバナからサンタクララまでは、車で3時間半。サンタクララはビジャクララ州にあり、一体何が有名なのかと言うと、アルゼンチン出身の革命家 「チェ・ゲバラ」の霊廟があることだ。1958年にここサンタクララで政府軍とチェを筆頭にした革命軍が戦い、革命軍が勝利を決定づけた重要な場所だ。 アルゼンチン出身の革命家 「チェ・ゲバラ」の霊廟  まずは、チェの霊廟に向かう。帽子やサングラスを外して中に入ると、部屋はヒヤっとしていて薄暗い。ここでは、お喋りは禁止でカメラの持ち込みもできない。チェと、ボリビアで一緒に戦った革命同士が眠る場所に相応しく、厳かで神聖な雰囲気が漂う。  その後は、隣の博物館へ。ここには、チェの私物、ゲリラ戦を展開した「シエラ・マエストラ山脈」でのフィデル・カストロとの写真などが展示されている。今の大統領、ラウルカ・ストロとの姿もみられる。並べられた写真を見ながら、「なんだか皆俳優さんみたい!」と隣にいたユミさんが呟いた。葉巻をくわえ、ベレー帽を被って渋い表情をしたチェの写真は、なんとも絵になる。  博物館を後にし、霊廟の上にあるチェの像に向かった。ガイドブックで見た像だ!チェのファンである平井さんは、ベレー帽を被りその前で一緒に写真を撮り、凄く満足そうな顔をしていた。  この後は車に乗り込み、革命の際にゲリラ軍が襲撃した、政府軍の装甲列車が展示されている場所を見学した。 「チェ・ゲバラ」の博物館  本日のランチは、ビッフェ形式のレストランへ。サラダバーがあり、グリルで焼いたお肉が並ぶ。初めて食べる野菜や果物が沢山あったので、ガイドのともよさんに何度も質問してしまった。  昼食を済ませ一息ついた後は、目的地のトリニダーへと向かう。ここからは2時間弱の移動で夕方には到着した。トリニダーのカサは、ハバナのカサに比べると、ゴージャス感が漂っている。ここは、17~19世紀に奴隷売買とサトウキビの生産で栄え富を得た人々が建てた建物が数多く残る。 トリニダーのカサ「Osmar y Alberto」ゴージャス感が漂っている。   カサに到着すると、若い女性 Nancy が私達を出迎えてくれた。彼女はオー ナーの娘で、英語が堪能で助かった。同じカサに泊まるユミさんと、今夜は Nancy お勧めの屋外ライブ場「カサ・デラ・ムシカ」に遊びに行くことにした。

えみのキューバ一人旅 エピソード62018-07-17T07:50:04+09:00
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