えみのキューバ一人旅 エピソード3
2018-07-17T13:18:29+09:00昨日の疲れが嘘のように、朝は気持ちよく目が覚めた。 1階へ降りると既に朝食が準備され、パン、フルーツ、バター、ミルク、フルーツジュースなどがテーブルに綺麗に並べられていた。食器やテーブルクロス、装飾品はアンティークなデザインで、どこか懐かしいおばあちゃんの家に来たような気持ちになった。昨日出迎えてくれた女性が色々と語りかけてきて、胸に手をあて「Maria」と 名乗った。私も同じように「Emi」と答えると、笑顔を返してくれた。 Maria が温かいコーヒーと、目玉焼きを運んでくれた。「おっ、これがかの有名なキューバンコーヒーね。」 小さなカップに黒々としたコーヒーが注がれる。砂糖を多めに入れて味わう。「う~ん。美味しい!」普段はブラックコーヒ派だが、これはいける。ゆったりとした朝食を終え、今日のツアーの集合場所に向かうことにした。 活気あるハバナの街並み 美しいビエハ広場 家を一歩でると、眩しい太陽が飛び込んできた。通りには沢山の人が行き交い、いろんな音が耳に飛びこんでくる。どこからか流れてくる音楽、自転車の音、人の笑い声。朝から町は活気に満ち溢れ、ワクワクしてきた。 集合場所は、「ビエハ広場」だ。広場はカラフルな建物が立ち並び、どこを撮っても絵になるほど美しい。 今日のツアーは、全部で7人のグループだ。私と同じように一人で参加している人もいるようで嬉しい。日本語ガイドのともよさんは小柄な女性で、肌は真っ黒に日焼けしている。見かけからして、いかにも現地のガイドさんといった感じだ。 午前中は徒歩観光で、ハバナの主要な観光スポットをガイドさんの丁寧な解説付きで巡った。ガイドブックに載っている場所に行くとたまらなく興奮が高まった。 お目当てだったヘミングウェイ行きつけのバー「ボデギータ・デ ル・メディオ」で名物の「モヒート」も飲むことができた。のんびり日向ぼっこをする犬、家の前に座り気持ちよさそうに葉巻をくゆらせる老人、音楽に合わせて踊る人々。カサのMariaもそうだが、キューバ人の表情は優しく穏やかだ。 ヘミングウェイ行きつけのバー「ボデギータ・デ ル・メディオ」 昼食は、ガイドさんお勧めのパラダール(民営レストラン)で、彼女が勧める「ロパビエハ」を食べた。細ギリのお肉、野菜とトマトの炒め煮で、日本人の口に良く合う。付け合わせの豆ご飯も美味しくいただいた。 キューバ料理「ロパビエハ」 昼食後は、楽しみにしていたアメリカンクラシックカーに乗ってドライブ。 私の車は、ピンク色! 海岸沿いのマレコン通りを通りすぎると、海がキラキラと輝いていた。日差しは強く暑かったが、オープンカーでのドライブは 一気にキューバ気分を盛り上げた。 革命広場では、チェ・ゲバラの肖像の前で沢山写真を撮った。運転手さんがサービス満点で運転席にも乗せてくれた。最後は、新市街地と旧市街地が望める展望台バーで、皆で乾杯してツアーが締めくくられた。 マレコン通りをオープンカーでドライブ 革命広場のチェ・ゲバラの肖像